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第10回フレコミ漫画大賞結果発表!
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たくさんのご応募ありがとうございました!選ばれた作品は、コレだ!!
第10回「フレコミ漫画大賞」結果
大賞
該当作なし
今回は、残念ながら大賞に至る作品はございませんでした。
次回以降も、情熱のこもった作品をお待ちしております!
 
 
優秀賞
今回は、残念ながら優秀賞に至る作品はございませんでした。
次回以降も、情熱のこもった作品をお待ちしております!
 
 
佳作
 
『黒猫のカンパネラ』          木咲友里
概要
クリスマスの近づく街で突然、見知らぬシスターの少女リイシャに抱きつかれた名もなき黒猫。彼は幼い頃に仲間を人間たちに皆殺しにされて以来、ずっと独りきりで生きてきた。だがリイシャと出会うことで、黒猫の孤独な毎日は少しずつ変わっていき……。
講評
キャラクターだけでなく、画面を細部まで作りこんで世界観を表現している点が評価されました。あたかもカメラが動いているように、映画的に見せているのも好印象です。一方、シナリオについては、内容に対し、必要以上にページが多く、無駄が目立つのが残念でした。本当に大事なシーンをより印象づけるためにも、絞り込む覚悟を持って全体の構成を見直してみてください。また、絵についても、線を減らすべきところは減らし、何を一番見せたいかを考えて画面を整理すればもっと見やすくなるでしょう。
 
『女の子でいこう!』         さとう碧
概要
大好きな先輩に告白したら、「私、レズだから。」とナナメ上のお断り……それなら、俺、今日から女になりますっ!! というわけで女装特訓をはじめたものの……?
講評
「女装男子」ネタを描いた作品ですが、男女ともに、明るく楽しく読める作品に仕上がっています。ただ、男女どちらでも楽しめるということは、この作品のターゲットである男性読者へのアピールが弱かったということでもあります。特に女性キャラにおいては、自分なりのこだわりをわかりやすく提示して、単純な「可愛さ」だけではない「魅力」を作れるように考えていってください。
 
 
特別審査員賞
『キヲクロック』            木与瀬ゆら
概要
時計職人である叔父ウォルのもとで暮らすロジェには、幼い頃にもらった大切な懐中時計があった。いつか自分でもその時計を解体洗浄(オーバーホール)してみたいと夢見るロジェ。しかし、その時計には、彼の過去に関わる重大な秘密が隠されていて……。
受賞おめでとうございます。
時計が大好きな私としては、題材にまず惹かれてしまいました。時計のオーバーホールに記憶をかけて創られたお話はとてもスキ。ページ数をもう少し積んでエピソードを足すとわかりやすく作品がふくらんだんじゃないかなぁ……と思います。演出面ももう少し場面によって映画的に(アングルを含めて)意識するとさらに深みが出るのでは? 絵もかわいくてとても魅力的です。
大人の男の人をもう少し描き込んでいくと更にGood!おじ様系の魅力が出ると作品がもっと安定する感じがします。私も未だに苦労していますが……お互い頑張りましょう(笑)。
基本登場人物が2人とぎゅっとしぼられているところも個人的に好きです。
読み切りの限られたページ数なので、感情移入しやすかったです。とてもていねいな作品でした。次回作が楽しみです。また描いてねーっ。
 
 
『呪われて…』            高橋愛
講評
ヒロインキャラの可愛らしさや背景の描き込みなど、非常に手慣れた印象を受けます。物語の根幹である「呪い」の説明やストーリーの流れには若干の強引さを感じますが、まとめようという努力と丁寧な仕上げには好感が持て、即戦力としても期待が出来るレベルです。
一方でヒロインのキャッチーなキャラに対し、主人公の男性キャラの作り込みが薄かったのが残念でした。男性キャラがヒロインに対し感じるはずのセクシャルなドキドキ感をもっとこまめに描写し、読者もそのキャラが感じる「萌え」感を共有できるように組み立てていってください。また、キャラ以外のアイテムや設定なども、男性読者を意識して選んでいくといいですね。
 
 
『限定≒コネクション』      夏樹むっく
講評
作画技術が高く、最後まで安定して読み終えることができる作品でした。ただ、題材自体は、教師と生徒の恋という、良く言えば王道、悪く言えばありきたりなものなので、作者なりのこだわり、引っ掛かりがないと、読者の興味関心を引くのは難しいでしょう。
また、キャラクターに関しても、主人公の女教師はかわいらしく描けているのですが、相手役の男子生徒のキャラが全体的に淡白で、盛り上がりに欠けることも否めません。男子生徒に主人公が振り回されたり、主人公=読者をドキドキさせるシーンがもう少しほしいところですね。どうやったら女性読者の心に響く作品ができあがるのかということを考えながら、作者なりのこだわりを持って作品作りに臨んでください。
 
 
受賞まであと一歩!
『怪物パパ』             川島周平
講評
「本物の怪物であるパパ」と、それに育てられた「娘」。意外性のあるネタの中で、シュールさと感動を両立させ、最後まで描ききったストーリーは見事でした。他キャラも嫌味がなく、読後感は非常に良かったです。ただし、絵柄・ストーリーともに、「どんな読者層をターゲットにしているのか」がわかりにくかったです。今後は、まず「誰に伝えるのか」を意識し、ネタ作りと絵柄の改善を図っていくといいでしょう。根本的な画力を向上させ、画面構成も練習していきましょう。
 
『あおぞらメディかるっ♪』   さとうたかのり
講評
冒頭に出てくる「ロボット少女」の作りこみとネタは良く、画力も前作より向上しているように感じました。ただし、出オチのネタは良くても、それ以降も様々な他のキャラクターが出てきて、感情移入できるキャラクターがわかりづらくなってしまったのが残念。「ロボット少女」を完全にメインにして展開したほうがわかりやすく面白かったと思います。今後はメインのキャラクターをしっかりと立たせ、そのキャラを中心としたギャグ作りを意識してみてください。
 
『迷惑彼氏 最強彼女』        白藤
講評
ヒロインが時折見せる心情の変化がわかりやすく、表情の描き方がいいですね。場の雰囲気作りも上手く、色気が感じられます。またその一方でフレア向けなのにも関わらず、男性キャラの描写や性格が今ひとつはっきりとせず、淡泊すぎて物足りなさを感じました。男性キャラが出てくるたびにヒロインがドキッとするぐらいの演出・絵がほしいところです。読者が恋に落ちるような、魅力的な男性キャラを研究していってください。ヒロインと並ぶぐらいに、男性キャラを作り込んでいければ、キャラが互いに引き立てあい、とても強い魅力となるでしょう。物語は雰囲気も含め、途中まで盛り上がったのですが、後半は失速気味だったのが残念。もう少しラストの余韻も楽しみたかったところです。
   
編集部総括
今回のフレコミ漫画大賞は、大賞・優秀賞は該当作なしで、佳作が2本と、媒体賞がブラッド賞、フレア賞各1本という結果になりました。

予選を通過した各作品は、線画のきれいさや、背景の描き込み等、どれも一定水準の作画技術を満たしており、中には幾度目かの投稿の方もいらっしゃいました。
ただ、大賞・優秀賞に至るには物足りなさを感じたため、該当作なし、となりました。

この物足りなさの原因はなんでしょう。

編集部では、(当然ですが)すべての作品に目を通し、「キャラクター作り」や「ストーリー展開」、「カメラワーク」といった、さまざまな点から評価をしています。 先ほども書きましたが、今回受賞した作品は、そういった評価の面で平均点は上回っていました。 けれど、「ここがおもしろい」、「ここにドキッとした」等々、突き抜けた部分が、あまり感じられなかったのです。
「突き抜けた部分」とは、「読み手の心に刺さる部分」にほかなりません。読み手の心に刺さり、「気になる作品だ」と思わせる。そして、「この作者の次の作品も読んでみたい」と思わせることができれば、デビューは限りなく近くなります。

では、どうすれば、読み手の心に刺さる作品作りができるのでしょう。

それは、作者の好みや、こだわりを十分に感じさせることです。 作画レベルに関係なく、自分のこだわりのある部分を少々暑苦しいくらい過剰に表現すれば、必ず読者の心に突き刺さります。
他の人とは違う部分や、作者のこだわりを感じさせるために、何かひとつでも「自分らしさ」が見える部分を入れ込むこと、また、「ここだけは他の人には負けない」という得意分野を盛り込むことを心がけてください。
平均点を目指すのではなく、個性が光る皆さんの作品をお待ちしています。

最後に、第9回から設けられた媒体賞について。
この媒体賞は、投稿者の皆さんに「読者=ターゲット」を意識していただくという意味で設けましたが、投稿者のみなさんには、 「かわいい女の子が活躍するアクションもの」→ブラッド賞 「女の子が主人公のラブストーリー」→フレア賞 というようなジャンル分け、 または絵柄が男性向けか女性向けか、という観点で捉えられているように思いました。
が、「読者=ターゲット」を意識するということは、「ジャンル」や「絵柄」を決めるということではありません。 自分の描いたキャラクターや作品の内容が、「ターゲットの読者に好まれるか」、「受けいれられるか」というところに着目していただきたいのです。 そうすれば、自然と「読者=ターゲット」の方向を向いた作品ができあがります。

フレックスコミックス編集部は、「FlexComix ブラッド」「FlexComixネクスト」「FlexComix フレア」の読者のハートを射抜くあなたの作品、お待ちしています!
受賞者のみなさん おめでとうございます!!
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