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TOP > フレコミ漫画大賞 > 第7回フレコミ漫画大賞結果発表!
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たくさんのご応募ありがとうございました!選ばれた作品は、コレだ!!
大賞


 
『We can fly!』
  
メガネミリン
講評
応募作品の中で、漫画製作の総合力が特に高かった。
メインとなるシーンの想定、キャラクターの表情、
作品内に含ませるテーマ性、いずれも一定以上の能力を感じた。
登場するキャラクターひとりひとりの目立たせ方や感情表現を、
ひとつの作品として、よくまとめている。
あえて足りない部分を挙げるならば、
「想定読者層」が見えづらい作品観であったことと、
テーマに通じる表現を入れ込むチャンスがもっとあったのに、
そこを「会話のみで済ませてしまった」ことだ。
今後は、自分の作品を読んでくれる読者をもっと明確に想定し、
その読者層に「どんな表現をすれば、描いたテーマが伝わるのか」
を、徹底的に研究してほしい。

優秀賞


 
『ケータイ装身! ハンディオン!』
  
荒木佑輔
講評
作画に関する仕上げの能力が、他の作品に比べ抜きん出ている。
また、自分の作品の読者層を理解しており、「携帯電話で変身し、
機能で戦うヒーロー」という、読者が楽しみやすく、かつ、
他作品との明確な「差異」があったところが高評価だった。
ただ、その特長をより際立たせるために、
「ヒーローのデザイン」、「敵役の明確化」、「世界観」など、
もっと練りこんでほしかった部分が多数あった。
今後もアクション漫画や変身ヒーロー系の作品を
描き続けたいのであれば、読者が一番反応するポイントである
これらの部分をもっと研究して、「自分の発想を活かせる漫画」を
完成できるように努力してほしい。
佳作
                   
『鞄の中に微笑みを』
  
遊音
講評
作中で描きたいテーマがあり、それをキャラクターの感情や場面、
「鞄の中身」で表現した作風は高評価。そのテーマにあわせて、
「学園ドラマ」という、読者が受け入れやすいジャンルを選んだこともいい。
そんなテーマ性があるだけに、ヒロインの感情だけではなく、
それを支える男性キャラの行動に
「ヒロインの気持ちを変えるだけの表現」があってもよかった。
「鞄の中身=現在の自分」という表現があるのならば、対比として、
男性キャラの鞄、それに結びつく行動力を作中に示せば、
よりテーマ性を追求できたはずだ。
「恋愛漫画のようでいて、恋愛漫画ではない」という、
この独特の雰囲気を「持ち味」とするか、
「空気だけ」にしてしまうかは、今後の努力次第だ。
                    

『大阪梅と雷の縁』
  
牧野敬之
「時代劇を描く!」というジャンルを選ぶ志の高さがまずよかったと思います。
絵も緻密で、これからどんどん上手くなっていきそうな気配を感じました。
物語の運び方がまじめで、テーマにも誠意があって読後感が爽やかです。
ただ、アクションシーンが淡白なのが気になりました。さらなる活躍を期待しております。
○最終選考該当作品(作者名五十音順)
 
『ごくかの』
  
青い人
講評
作画技術、ストーリー構成力の高さは、一定以上の力がある。
自身の「想定読者層」が、はっきりと見えているのも好印象だ。
それだけに、世の中に多数存在する「ヒロインが活躍するラブコメ作品」
との明確な差異がもっとほしいところ。たとえば、キャラクターの個性。
「極道のひとり娘」という設定を作ったのに、強気な性格の部分以外は、
特にストーリーに活かしきれていなかったのは残念。
キャラクターメイキングは、こういったジャンルの作品には
欠かせない要素。読者を魅了するようなキャラクター作りの腕を
もっと磨いてほしい。
 
『夢叶屋』
  
夏樹むっく
講評
ラブストーリーを表現するための構成、メインになるシーンの想定など、
漫画の構成力は高い。……が、同じジャンルの他の投稿作品との
明確な差異が感じられなかったのは残念。
「タイムパラドックス」、「ファンタジックなキャラクター」などの
表面的な要素だけでなく「この恋愛漫画のココが、他の作品とは違う」
という「独自性」が、今後のステップアップに必要になってくる。
作画の基礎力はあるので、自分の発想=「オリジナリティ」を磨く練習を
積み重ねてほしい。
編集部総括

今回のフレコミ漫画大賞は、ここ数回の中でも、特徴的な内容の作品が出揃った。
他の作品との明確な「差異」、作品の「独自性」を追求することは、
作者自身の発想力や、可能性を見出す近道にもなる。

大賞を受賞した『We can fly!』は、作画能力はもちろんのこと、
「自分にしか描けない場面」、「自分が構築した世界観」という
特徴・主張がひしひしと伝わってくる作品だった。
今後も努力を積み重ねていけば、その作品性に共感してくれる読者が
増えていくだろう。

「漫画を世に送り出す」ということは、
その先にいる読者が「どう感じるか」、
さらに、描き手自身が「どう感じてほしいのか」を意識しながら、
表現を追及していくということである。
全ての読者に対して、作者が伝えたいテーマが完璧に伝わる作品など、
世の中には存在しないが、原稿用紙の向こう側にいる読者を意識していれば、
決して「起承転結がきれいなだけの漫画」や
「自分が描きたいシーンが描ければいい」などという、
作者だけが満足する漫画にはなりえない。

今回の受賞者も、惜しくも受賞を逃した参加者も、
「ストーリー」だけではなく、「絵」だけではなく、
その先にいる「読者」が、自分の作品を読んでどう思うか、
他の作品には無い自分の作品の「独自性」は何なのかを、
もっと考えていってほしい。

漫画に欠かせない「テーマ作り」、「ストーリー構成」、「作品に持たせたい個性」
などは、日々の発想、日々の練習から生まれてくるものだ。
筆を動かすだけではなく、「発想力」のある作品に、今後も期待したい!

受賞者のみなさん おめでとうございます!!
 
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