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「ことこと。~子と孤島~」の特集
「ことこと。~子と孤島~」ファンページ
小笠原諸島 地図 いつも「ことこと。~子と孤島~」をご愛読いただき、ありがとうございます!





今回で4回目となるこの特集ページ。前半で紹介しきれなかった、小笠原諸島・父島の「海岸線」の後半を、たっぷりとご紹介します。

長崎展望台から旭平(あさひだいら)を越え、伊藤さん(スタジオもののふ!)の車は進路を父島の南へ。
どんな風景を観ることができるのでしょうか?

それでは、どうぞご覧ください!

※クリックすると写真を大きな画面で見ることが出来ます。


初寝浦展望台から1 旭平の南、車で約10分の距離にある初寝浦展望台。
ここから、美しい初寝浦の海岸線を望むことができます。
海岸線に直接降りることもできますが、急な山道を越えなくてはならず、
帰り道は、激しい上り坂が待っています……。
が、美しい海岸を見たい人は、是非チャレンジの価値アリですよ!

伊藤さん
「初寝浦という名前は、文久元年(1861年・江戸時代)の
小笠原開拓巡検隊の人々が、あの浜で、島に到着した最初の夜を
向かえたことに由来します」


初寝浦展望台から2 それで「初寝」なんですね~。

現在でも海岸沿いは険しい山道だというのに、
巡検隊の人々の検地も、大変だったと思います。
伊藤さん
「それでは、続けて中央山を越え、
島の西側、小港海岸の方に向かいましょう」


あれっ? 地図には、島の最南端に「ジョンビーチ」と「ジニービーチ」という場所がありますが?
ジョンビーチ


伊藤さん
「残念ですが、車で行くことはできないんです。
ジョンビーチ方面に行くには、今から向かう小港海岸の近くから、
徒歩で山道を越えなくてはいけません。
山道用の装備も必要ですし、往復するだけで約半日かかるので、
今回は見送りましょう」

直接向かえないのは非常に残念でしたが、
そのかわり、伊藤さんに写真をいただきました。

この海の透明さ……他の海岸と同じように、
是非間近で見てみたかったなぁ~……。

次に来るときは、必ず山道用の装備も持って行きましょうね、竹林先生!



小港海岸1 父島の車道、南西に位置するのが小港海岸。
ここでも、竹林と担当Fは、
伊藤さんといっしょに泳いでまいりました!
小港海岸2 小港海岸3



じつは、写真のブイが見えるあたりで、担当Fは、エイに追われました……。
とてもコワかったです……。

第9話「海色日記。」より
そしてこの小港海岸で、伊藤さんが持ってきてくれた「パッションフルーツ」を、おいしくいただきました。
そのときのエピソードは、
第9話「海色日記。」 で、しっかり再現しております!
小港海岸4



ちなみに、この小港海岸、もし夜に訪れることがあったら、波打ち際の砂を蹴ってみてください。

海水に住む微生物“夜光虫” がチカチカと光り、とても幻想的です。

 
父島海岸線1周の旅も、いよいよ大詰め。
私たちが最初に小笠原に上陸した二見湾に戻ってきました。
港の南にあるふたつの海岸は、車道に沿って南に歩いていけばたどり着けます。
車が無くても立ち寄れるビューポイントです!


伊藤さん
「時期がよければ、父島のほとんどの海岸でアオウミガメを見ることはできます。
この扇浦も、例外ではないのですが……」

あたりを見回してみましたが、
アオウミガメが上陸した形跡は見当たらず……残念。

ですが、じつは、ウミガメは別の方法で見てきました!
詳しくは、次回のこのコーナーでお伝えします。
扇浦

要岩

ところで、海に見える大きな岩……というか、島というか……。
あれは何でしょう?


伊藤さん
「あれは、要岩(かなめいわ)と言います。
扇形の海岸線なので、この海岸は『扇浦』と呼ばれるようになったそうですが、
扇の『要』の部分にあたるところに、ちょうどあの岩があるんです。

海の状態がよければ、シュノーケリングセットとライフジャケットを着て、
泳いで行くこともできますよ」

おお! ぜひ行ってみたい!

……と思ったのですが、
じつは、ここからナイショのお話。

この日の早朝の出来事……

伊藤さん
「おふたりとも、泳げますか?」

と聞かれ、竹林先生&担当Fは、

「大丈夫ですよー! 泳げます、泳げますー!」

と、自信満々答えたのですが……

前回は書きませんでしたが、お恥ずかしながら、ふたりとも溺れました……。
(詳しくは、竹林先生が描いた、1巻の「小笠原取材旅行記」をご覧ください)

なので、担当Fと竹林先生は、海を泳ぐ際に、
伊藤さんからビート板やシュノーケリングセットをお借りして 海に入っていたのです!

シュノーケリングセット1 シュノーケリングセット2



そんなふたりが、要岩まで到達できるはずもなく、 この日は、残念ながら断念しました。

これを読んでいるみなさん!海はコワイです! 中途半端なウデで海に突貫するのは、

絶対にやめましょう!!!!

そして、伊藤さん、本当にありがとうございます!



ブランコ


次の目的地、境浦に向かおうとしたときに見た、砂浜の脇にあるブランコ。
静かな風景の中にたたずむそのブランコを見て、竹林先生のイメージが沸いたようです。

……取材直後に製作した第4話「木下家の人々。」で、いっちゃんが遊んでいる場面は、こうして生まれました!
第4話「木下家の人々。」より

そして、伊藤さんの車は、最後の目的地、境浦に到着しました。

境浦は、緩やかな坂道を降りたところにある海岸。
……おや!? 海の中に、何か大きなものが見えますけれど、
明らかに自然のものではないようですが……?

境浦 濱江丸

伊藤さん
「あれは、濱江丸(ひんこうまる)という貨物船でした。
戦時中に被弾して、この境浦に座礁したんです。
その座礁船が、今でも残っているんですよ」


ハワイと日本本土の間にある小笠原諸島は、
たびたび戦地となったそうで、島には今でも防空壕の跡などが残っています。

濱江丸2 濱江丸3

伊藤さん
「その濱江丸の下ですが、昔はサメがいたんです。
10年くらい前の台風で、船の形が変わってしまいました。
その際に、サメも居場所を失ってしまったようで、今は姿を見かけません」


境浦

――移民の訪れる島、戦争の悲しい歴史……そして現在。
人や生き物、静かに平和な時間が流れる島、小笠原諸島――。

竹林先生と私は、この島を訪れて本当によかったと思い、この小笠原で感じたことを作品で表現していくことを、心に誓いました!

さて、みなさんはご存知のとおり、
「ことこと。~子と孤島~」は、残念ながら2008年6月で最終回を迎えました。

Yahoo!コミックに「ことこと。~子と孤島~」が掲載されてから約1年半の中で、
たびたび更新を行ってきたこのコーナーも、次回の更新で、ついに最終回を迎えます。

次回は、単行本第4巻が発売される8月に更新を予定しています。
竹林先生と私が、小笠原諸島を去る瞬間――。
作品といっしょに、最後までめいっぱい、美しい小笠原の自然をお楽しみください!



初寝浦 1番目の写真
ジョンビーチの写真
小港海岸 1番目の写真
扇浦~境浦 6・7・10番目の写真
 提供:スタジオもののふ!
関連リンク

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